未完成



カシスがこっちの世界に来た次の日、オレ達はテレビの前にいた。
昨日は疲れていたみたいだったから、あんまり話はしなかったけど
今、話をしようと思ってもなんだか緊張してしまう・・・
「・・・」
「・・・」
真剣にテレビを見ているカシスを横目で見ながらどんな話をしようか考える。
「・・・」
「・・・」
何も浮かばない・・・あんなに話したい事があったのに・・・

でも・・・

「・・・あはは」
幸せそうな笑顔で笑うカシスの顔を見るとそんな事もすぐに忘れてしまう
「お茶、入れてくるよ」
そう一言残してキッチンの方へ向かう
カップの中にコーヒーを入れてリビングに向かう
戻ってきた所でふとカシスの方を見ると、オレの服を着て座っているカシスが映った
まぁテレビを見ている時から着てたに決まっているけど・・・
「(そうか・・服・・・か・・)」
このまま無くてもオレの服を渡していれば何とかなるだろうがそれは・・・
ちょっと・・・かなり恥ずかしい。
それに、サイズが合ってないからいろんな意味でやばい
「ん?どうしたの?」
ちょっと長く見すぎたようで視線を感じて聞いてくる
「いや、ちょっとね」
不思議そうに首を傾げているカシスだけど、またテレビに見入っている。
一息ついた所で話を切り出してみる
「なぁ、カシス?買い物に行かないか?」
「え?いきなりデートのお誘いかな?」
からかうような口調で聞いてくるカシス、ちょっと動揺してしまう。
「い、いや、違う・・・事もないか・・・」
「え?・・そ、それで、何を買いに行くの?」
意外な返答だったようで動揺しているカシス、そんな姿をみて少しうれしくなってしまう
「うん、カシスのこっちでの服とか雑貨とか・・いろいろ無いとね」
「ふーん・・・」
何故か少しつまらなそうな返事が返ってくる。
「えっと・・・じゃあ行こうか?」
「うん!」
嬉しそうに返事をしてくれるカシス・・・自然と顔が緩む。
家を出て商店街の方へ歩いて行く
とりあえず適当な物の説明をしながら歩いてはいたけど
カシスがちゃんと聞いていたかはわからない・・・
しばらく歩いて、
「とりあえず今日は雑貨の方を買おうか・・・できれば服も」
「うん、わかった」
と、今日買う物を伝えておく

「あ、あれいいな〜・・・ダメ?」
「う・・・悪いけど今度・・・」

「これかわいいなぁ〜」
「うーん・・・ちょっと無理っぽい・・」

そんな、会話をしながら歩いていると自分の財布の中身がいつもより頼りなく感じる・・

「あー!あれは絶対に欲しいー!」
カシスが指差した方を見ると露店風の外装をしたお店にアクセサリーが置いてあった
「・・・なんでお店の中にこんな所が・・」
そんな事を考えながら小走りにお店に近ずくカシスに着いて行く
カシスが気に入ったのはどうやら腕輪のような物らしい
「これいいなぁ〜・・・絶対に欲しい〜」
「うーん、ゴメンちょっと無理かも・・・」
「え〜・・・」
「次来た時には絶対に買うから、ね?」
「ん〜・・しょうがないなぁ〜次はちゃんとプレゼントしてよね!」
「う・・うん、大丈夫・・・だと思う・・」
心底自分の財布が頼りなく思える
その後も必要なものを買いながらぶらぶらと店の中を見て回っていると
仲良さげに手を繋ぎながら歩く男女を良く見かける
・・まぁ居ない方が不思議だけど今日はやけに目に映る・・・
「・・・・・・」
「・・・・・・」
不意に会話が途切れてしまう
「(う・・また気まずい雰囲気・・)」
「・・・・・・・」

「ちょっと・・お手洗い行ってくるよ」
「え?うん、わかった・・」
そう言い残して歩いていく
「(待たせる訳にはいかないから早く行ってこなくちゃ・・・)」
そんな事を思いながら足早に一つの店の中に入っていく・・・


ちょっとして、カシスが待っている場所に戻ると何か様子がおかしい
「・・あ・・だろ?」
「・・っと・・めて・・」
変な3人の男にカシスが絡まれていた、急いでそばまで駆け寄る
「何やってんだよ?」
「あ、ハヤト!」
安心した顔でこちらを見つめるカシス
「あ?誰だよてめぇは?」
ほとんど予想通りの事を言ってくる男・・
「何をやってたか聞いてるんだ・・・!」
こっちが強く言うと
「あん?ちょっと遊ぼうぜって誘っただけだよ!」
どうやら気に障った様子で眉間にしわを寄せている
「いいから!こっち来いよ!」
「・・・!」
カシスに向かって手を伸ばす男・・・
次の瞬間、その手はカシスとは反対の方向に向かって飛んでいた

倒れこむ男を見つめる後ろにいた2人を無視してカシスのほうを見る
「大丈夫か?カシス?」
「・・・・・え?あ、うん・・・私は大丈夫だけど・・・」
無事を確認して安心していると
「この・・・!」
後ろにいた2人が不意に声を上げる
「覚えてろよ!」
てっきり殴りかかってくるのかと思って身構えたが、倒れている男を担いで逃げていった
「・・・・・憎い!憎いぞおお!!」
そんな捨て台詞が聞こえた気がした
「あの〜・・・?」
後ろから声がかけられた
「君達・・大丈夫だった?」
向かいの店の店員が声をかけてきた
「あ・・大丈夫です、すいませんでした」
「こちらこそゴメンね〜?ああ言う時ってどうして良いかわからなくて・・・」
深々と頭を下げてくる店員に戸惑っていると
「それにしても・・あなたの彼氏って強いのね〜びっくりしちゃった」
どうやら付き合っていると思われているようだ
「え、あの、ちょ・・」
かなり困惑した返事を返してしまう、ズバっと言えたらどんなに良いか・・・
「ほんと、自慢の彼ね?」
カシスにもう一度問い掛ける店員・・その問いかけにカシスは
「              」

「・・・・・・え?」
何を言ったかオレには聞こえなかった、その何かを聞いた店員が満足そうな顔で
「そうよね〜、私も早くしなくっちゃ・・・あ、それじゃあ気をつけてね〜」
足早に店の中へと消えてしまう
「・・・なぁ?カシス、さっきなんて言ったんだ?」
「・・・・」
さっきから疑問に思っていたことを聞いてみると何も答えないカシス・・・
それから、少しして口を開いたカシスは・・・
「さ、デートの途中だよ?早く行こ!」
明るく、そんな事を言う
結局、何を言ったかはわからなかったけど
「(あ・・・そう言えば・・・)」
そこで一つ思い出したことがあった
「カシスちょっと来て?」
「ん?なに?」
すっと腕を取ってさっき買ってきたものを腕に通す
「あ・・・これって・・!」
「うん、さすがに何もプレゼントできないってのはまずいからね」
「・・・?なんで?」
「だって・・初めての・・デート・・だろ?」
自分で言ってかなり恥ずかしい
そんな言葉にカシスも照れながら・・
「・・・うん!」
っと、嬉しそうに頷いてくれる
「それじゃあ・・行こうか?」
手を差し伸べながら言う
少し迷ってから笑顔で手を取るカシスを見ながらゆっくりとデートの続きを楽しんだ




ぐっほぉ(吐血)やってしまいました〜;;
いや〜8回も書き直してこれかよ、みたいな感じですな(笑)
腐れた文章すんません、出直してきます;;
あと、アドバイスありがとね!
参考にしたつもりだったけどこんなのしかできませんでした(泣)